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離婚後に子どもの進学費用を借りる方法として、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」(教育一般貸付)があります。このページで確認するのは三つです。ひとり親にどんな優遇があるか、借りられる人と金額の上限、申込みの入口です。借りられるか、いくら借りられるかは公庫の審査で決まるため、このページでは判定しません。
母子父子寡婦福祉資金貸付金(自治体が窓口)は別のページで、就学援助(小中学校の学用品費・給食費など)は別のページで確認できます。奨学金の返還は別のページです。
ひとり親向けの優遇は金利と保証料
公庫のシミュレーションのページは、「母子家庭、父子家庭、または交通遺児家庭」に対して、基準金利から0.4%低減されること、保証料が2/3に低減されることを示しています。固定金利は年4.05%(令和8年7月時点)と案内されていますが、適用されるのは、実際に借りる日の金利です。
保証料は、教育資金融資保証基金の保証を使う場合にかかり、融資金から一括して差し引かれます。公庫の案内文書によると、令和7年10月1日以降の融資分は、母子家庭・父子家庭は通常保証料の2/3の負担です。同じ文書は、融資額100万円・返済期間10年・元金の据置なしの場合、通常67,467円のところ、優遇の対象は44,978円と示しています。進学者・在学者の4親等以内の親族(配偶者を除く)を連帯保証人にする場合、保証料は必要ありません。
なお、世帯年収200万円(所得132万円)以内の方、または子ども3人以上で世帯年収500万円(所得356万円)以内の方も、金利が0.4%低減されます。これはひとり親かどうかに関係しない条件です。
借りられる人・金額の上限・返済
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 対象の学校に入学・在学する方の保護者(主に生計を維持している方)で、世帯年収(所得)が上限以内の方 |
| 世帯年収(所得)の上限 | 子ども1人 790万円(600万円)/2人 890万円(690万円)/3人 990万円(790万円)/4人 1,090万円(890万円)/5人 1,190万円(990万円)。括弧内は事業所得者の所得 |
| 上限の緩和 | 子どもが2人以内で、勤続年数3年未満、居住年数1年未満、自宅外通学、単身赴任、海外留学、返済の負担率30%超、要介護の親族の介護費の負担などのいずれかに当てはまる場合は、990万円(790万円)まで |
| 融資額の上限 | 子ども1人につき350万円以内(自宅外通学・修業年限5年以上の大学の昼間部・大学院・海外留学は450万円以内) |
| 返済期間 | 20年以内。在学期間内は利息のみの返済にできる(返済期間に含まれる) |
| 返済方法 | 元利均等返済のみ。ボーナス月の増額返済は借入額の50%以内 |
表は横にスクロールできます。「世帯年収」には、世帯主のほか配偶者等の収入も含まれます。
申込みの流れと相談先
公庫が示す流れは、必要書類の準備、申込み、審査、契約手続き、融資(入金)の順です。資金が必要な時期の2〜3か月前の申込みがすすめられています。インターネット申込は、令和8年9月28日から日本公庫ダイレクトへのログインが必要です。申込みの前に、公庫の「お申込みシミュレーション」で、扶養するお子さまの人数と世帯年収(所得)から、申込みが可能かを確認できます。
問い合わせ先は教育ローンコールセンター(0570-008656、または03-5321-8656。月〜金 9:00〜19:00、土日祝日・年末年始を除く)です。沖縄に住所がある方は、沖縄振興開発金融公庫に相談するよう案内されています。
よくある質問(公庫の案内で確認できる範囲)
Q. ひとり親は国の教育ローンで何が優遇されますか。
A. 日本政策金融公庫のシミュレーションのページは、母子家庭・父子家庭について、基準金利から0.4%低減され、保証料が通常の2/3になると案内しています。保証料の優遇は令和7年10月1日以降の融資分の扱いです。
Q. 借りられる金額の上限はいくらですか。
A. お子さま1人につき350万円以内です。自宅外通学、修業年限5年以上の大学(昼間部)、大学院、海外留学のいずれかの資金として使う場合は450万円以内です。
Q. 世帯年収の上限はありますか。
A. あります。扶養しているお子さまが1人なら790万円(事業所得者は所得600万円)、2人なら890万円(同690万円)などで、人数ごとに異なります。世帯年収には世帯主のほか配偶者等の収入も含まれます。
Q. 奨学金と一緒に使えますか。
A. 公庫のページは、日本学生支援機構の奨学金と併せて利用できると案内しています。
Q. いつまでに申し込めばよいですか。
A. 公庫は、資金が必要な時期の2〜3か月前の申込みをすすめています。インターネットで申し込む場合は、日本公庫ダイレクトへのログインが令和8年9月28日から必要になっています。
Q. 借りられるかどうかをこのページで判定できますか。
A. できません。審査の結果、希望に沿えないことがあると公庫が案内しています。公庫のシミュレーションと教育ローンコールセンターで確認してください。
未確認のまま扱っている事項
- 離婚の成立前や、離婚直後で住民票・戸籍が整っていない時期に、「母子家庭・父子家庭」の優遇の対象になるかどうか(公庫のページには判定の基準が書かれていません)。優遇の対象になるかは、教育ローンコールセンターに確認してください。
- 必要書類の一覧と、ひとり親であることを示す書類(公庫の「必要書類とお手続きの流れ」のページで確認してください)。
- ひとり親向けの返済期間の延長の有無(現在の公庫のページでは、延長に関する記載を確認できていません)。
- 個別に借りられるか、いくら借りられるか(公庫の審査によるため、このページでは判定しません)。
公式根拠
日本政策金融公庫: 教育一般貸付(国の教育ローン)、同: ご利用条件や金利・ご返済方法(お申込みシミュレーション・返済シミュレーション)、同: 保証料の優遇対象となる方・優遇内容変更のご案内(PDF)。
確認日: 上の3つの公庫のページを2026年10月17日に確認しました。金利・優遇内容・申込方法は変わることがあるため、申込み前に公庫の最新の案内で確認してください。
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